メラトニン

【よみ】めらとにん
【英名】メラトニン

松果体で生合成・分泌されるホルモンの一つ。サーカディアンリズムの調節に関与する。

メラトニンは網膜を経由した光刺激により分泌が抑制され、これが朝を目覚めを作ると言われている。実際には太陽光でなくとも光刺激であれば分泌は抑制される上、光のない環境でも数日程度であれば体内時計によりメラトニン分泌は調整される。よってメラトニンは体内時計と外界からの光刺激の両方から影響される。

近年、睡眠障害の治療薬としてメラトニンを作用点とした薬が開発されており、作用自体はマイルドであるものの副作用頻度の低さから一定の使用実績がある。