脱抑制

【よみ】だつよくせい
【英名】脱抑制

衝動や情動を抑えられなくなった状態。理性が利かない、とも表現される。

衝動・情動の制御は前頭葉が司るため、前頭葉の損傷によって好発する。その他脱抑制が原疾患となることは稀であり、右側頭葉梗塞、薬による副作用、アルコール・依存性薬物による症状の一つとして発現する。

脱抑制の治療には原疾患・薬物からの離脱が挙げられる。その他脳の基質障害による脱抑制の場合、薬物治療が主となる。