慢性気管支炎
【よみ】まんせいきかんしえん
【英名】慢性気管支炎
気管や気管支が慢性的に炎症を起こす疾患。咳・痰・気流制限を主症状とし、多くの症例で自然緩解せず薬物加療が必要となる。原因としては喫煙が最も多く、受動喫煙・能動喫煙のどちらもリスクが高い。慢性気管支炎と肺気腫を合わせて慢性閉塞性肺疾患(COPD)と称する。
しばしば喘息(気管支喘息)と混同されるが、喘息がアレルギー疾患であるのに対し、慢性気管支炎はIgE上昇・好酸球上昇などアレルギー性の炎症所見を示さない。また喘息の気流制限は可逆的であるのに対し、慢性気管支炎の気流制限は部分可逆・不可逆である。
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